2022年に入り日本株も雲行きが怪しくなってきました。
更なる暴落に備える局面かもしれません。というのも、2022年の相場環境がこれまでとがらっと変わってくる可能性が高いからです。2020年のコロナショック以降、世界的な金融緩和によって日本株、米国株ともに大きく上昇してきました。依然コロナの脅威は続くものの、世界経済は回復基調にあり、2022年は金融緩和から金融緩和引き締めにシフトする年に当たります。
これまでは金融緩和で株価上昇してきた訳ですから、逆に金融緩和引き締め局面に入ると・・・株価は下落する(良くて横ばい)可能性が濃厚です。米国市場ではすでに金融緩和引き締めを市場が織り込み始めており、長期金利が上昇してきています。長期金利が上昇したことで、将来への成長期待が大きい高PER銘柄の割高感が強まり、売られる展開となっています。
この流れは短期的にとどまることはなく、2022年を通じて続く可能性もあり、成長株にとって今年は苦難の年になりそうです。
ただ視点を変えれば、今の相場はチャンスにもなります。下落トレンドでは株価は必要以上に急落します。
普段はポジションを小さくしておき、株価が急落するタイミングを待ち、底打ちのタイミングでとらえるような逆張りトレードを繰り返していけば、ある程度安定したパフォーマンスを得られそうです。また暴落で底打ちしたタイミングからの反発を狙う「暴落後の反発狙いトレード」もトレード回数が増えそうです。
いずれにせよ2022年はこれまでのように、ただ買って持っておくだけでは難しい相場となり、しっかりと事前に準備することができた投資家が勝つ相場になるかもしれません。ぜひ今のうちにしっかりと準備してきましょう!
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