◆ “ストップロス”を絡めながら… - 114円後半
引き続き、「英連邦諸国(英・加・豪・NZ等)が休場(クリスマスの振替)」となる中、流動性が回帰することはありませんでした。
そうした中で“先週末高値(114.50円)”と上回ったこともあり、欧州タイムには“(損失確定の)小幅ストップロス”を絡める場面が見られました。
さらに休場明けとなるNYタイムでは、「オミクロン株の重症化リスク後退」「日・米金融当局の立ち位置の違い」が改めてテーマ化しました。
このため「株高/債券安(金利上昇)」が促されたことで、リスク/金利の双方から“円売り”が促される場面も見られました。
こうして上値を伸ばしたドル円は、急落した先月26日以来となる“114.913円”へと上値を伸ばしています。
◆ 本日も“流動性回帰”は望むべくもないが…?
本日も「英連邦諸国(英・加・豪・NZ等)が休場(ボクシングデーの振替)」となることを考えれば、流動性回帰は望むべくもありません。
このため“大台回復” が目前に迫っているとはいえども、“仕掛け的な動き”が入るかは微妙といわざるを得ません。
そうなると“上値の重さ”が意識されてもおかしくなく、一旦“円買い戻し”が促される展開が懸念されるところです。
ただしオミクロン株に関しては、「重症化リスク後退」のみならず、「経口薬の緊急使用」も広がりを見せつつあります。
そうなるとセンチメントはさらに“リスク選好”へと向かいやすく、逃避通貨である円にも“売り安心感”が台頭しても何ら不思議ではないことになります。
そうなると再びリスク/金利の双方から“円売り”が促される展開も、十分に期待できるということになります。
◆ それでも”少しの後押し”があれば…?
「株高の連鎖(終値ベースでの日経平均・大台回復)」「米10年債利回り上昇(節目の1.50%乗せ)」等の後押しの有無を見極めつつ、期待を持って臨みたいところです。
取り敢えずは“年初来高値(11/24高値:115.517円)”というよりは、オミクロン株の一報が伝わった“急落前水準(115.30円付近)”を目指しながら…。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:115.613(17/1/19高値)
上値4:115.517(11/24-25高値、9/15~10/20-11/9の50%返し水準)
上値3:115.355(11/26高値、ピボット2ndレジスタンス)
上値2:115.108(ピボット1stレジスタンス)
上値1:115.000(大台)
前営業日終値:114.885(+2σ)
下値1:114.592(12/27安値後の50%押し)
下値2:114.466(ピボット1stサポート、12/27安値後の61.8%押し)
下値3:114.271(12/27安値、12/17~12/27の38.2%押し、+1σ)
下値4:114.173(日足・一目均衡表先行スパン上限)
下値5:114.046(12/23安値、日足・一目均衡表基準線/転換線、週足・一目均衡表転換線、12/17~12/27の50%押し、大台、ピボット2ndサポート)
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