30日までの短期決戦相場が到来【西村剛】

著者:西村剛
投稿:2021/12/24 19:00

『次週は最も株価が上がりやすい時期にあたります』

今年も残すところあと1週間となりました。次週からはクリスマスも終わり一気に年末ムードになるのでしょう。2021年の株式市場も残すところあと4日です。

しかしながらこの4日間が過去の傾向では1年のうちもっとも株価が上がりやすい時期のひとつになり、検証結果では、

 勝率: 71.02 %
 勝ち数: 51,395 回
 負け数: 20,976 回
 引き分け数: 3,064 回

 平均損益(円): 4,845 円  平均損益(率): 2.42 %
 平均利益(円): 9,637 円  平均利益(率): 4.82 %
 平均損失(円): -6,191 円  平均損失(率): -3.10 %

 PF: 3.814

と過去の検証結果ではかなり期待が持てる週となります。

もちろん今年も必ず上がるというわけではないのですが、ここ数日の値動きを見ていると、節税対策の売りやIPOラッシュによる資金拘束等も一巡し、ようやく年末らしい動きになってきました。米国S&P500も高値更新と好調ですし、あと1週間期待したいところです。

このように過去の傾向ではクリスマス後は株価が上がりやすい傾向はあるのですが、大事なのは仮に上昇したとしても楽観視しないということです。割り切って上昇相場を楽しむのもよし、上昇相場が終わったタイミングを狙うのもよし、どのような相場になっても楽観視せずに次の相場展開をにらんで動くことが大切でしょう。株価が大きく上昇した後には必ず急落が待ち構えています。

どんな相場でも過度に大きなリスクを取らず、過度に過信せず、次の展開をにらんで動くように心掛けましょう。

西村剛
フェアトレード株式会社 代表取締役
配信元: 達人の予想