初穂商事、今期経常を30%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も5円増額

配信元:株探
投稿:2021/12/23 15:10
 初穂商事 <7425> [JQ] が12月23日大引け後(15:10)に業績・配当修正を発表。21年12月期の連結経常利益を従来予想の7.2億円→9.3億円(前期は6.2億円)に30.0%上方修正し、増益率が14.6%増→49.0%増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。

 会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した7-12月期(下期)の連結経常利益も従来予想の3.1億円→5.2億円(前年同期は2.9億円)に69.7%増額し、増益率が5.1%増→78.3%増に拡大する計算になる。

 業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の65円→70円(前期は1→2の株式分割前で110円)に増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
  当連結会計年度は、過去に経験した事が無い水準で国際的な鋼材価格が継続的に高騰する一年となりました。この影響により鋼材製品の仕入価格が大幅に値上がりし、国内市場の流通量に対する不安から、販売商品の確保に労力を要する厳しい経営環境で推移いたしました。 しかしながら、内装建材事業におきましては、新型コロナウィルス感染症の再拡大により上半期にかけて建築現場の進行に停滞が見られたものの、秋口からは遅れを取り戻すべく荷動きが活発化し、物流施設及び店舗関連の出店状況も回復基調が鮮明となりました。また、住環境関連事業では大型工事の受注や生産活動の再開により需要に持ち直しの動きが見られました。 エクステリア事業におきましては、新設住宅着工戸数の下げ止まりやリフォーム需要が増加し、営業面では販売店向けのキャンペーン実施により安定した業績で推移いたしました。 当社グループにおきましては、このような経営環境下での営業活動の結果、第4四半期における各セグメントの売上高の伸び率が当初予想を上回り、仕入価格相場に対応した価格改定の影響が想定より順調に進んだ事や配送体制の見直し等によるコストの低減が、増益に寄与しました。また、営業外収益に保険解約益を計上したことにより、前回発表予想利益を上回る見通しとなりました。

  当社は、株主に対する利益還元を、経営の最重要政策のひとつとして位置づけ、中長期的視点から経営基盤の確立及び事業展開に備えるための内部留保を勘案し、業績に応じた利益還元を安定的かつ継続的に行うことを基本方針としております。 2021年12月期期末配当予想につきましては、業績予想の修正及び配当方針を総合的に勘案した結果、1株当たり70円に修正いたしました。(注)本資料に記載されている業績予想等は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づくものであり、実際の   業績は今後の様々な要因により予想数値と異なる場合があります。
配信元: 株探

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