終値ベースで窓空け確保できるかに注目

昨日の米国株式相場は急上昇。ダウ工業株 30 種平均は 617.75 ドル高の 34639.79、ナスダック総合指数は 127.27 ポイント高の 15381.32 となった。また、時間外取引の日経平均先物(円建て)は 28040 円付近での推移。したがって、本日の日経平均は買い先行の展開を想定。リバウンドを試すと思われる。
米国株の急反発を受けて、日本株には楽観的なムードが漂いそう。しかし、現時点では弱気相場であり、リバウンド幅は限定的。早々に上値を抑えられる可能性がある。日経平均は窓を空けて上昇すれば、すぐにそれを埋める流れになると思われる。投資家は戻ったところは売りであり、安易に買い転換すべきではない場面だ。
しかし、終値ベースで窓空けを確保できれば、話は違ってくる。チャートが強気転換することになり、順次、買い戻しの動きが強まってきそうだ。オミクロン株の影響は想定の範囲内―-そういった見方が優勢となるだろう。
したがって、投資家は「売りポジション」を持ったまま、買い一巡後の動きを見守ることになる。大引けベースで窓が空くのか否か――その一点を見つめることになる。
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