◆ 再度“リスク回避”優勢… - 112円半ば
昨日は「オミクロン株へのワクチンの有効性」に対する見方が、“楽観(ファイザー)/悲観(モデルナ)”にわかれました。
そうした中で「米国初のオミクロン株感染者確認」との報が流れたこともあり、昨日は“リスク回避姿勢”に再傾斜する場面が見られました。
米10年債利回りは“急低下(1.50%→1.40%)”、NYダウも“続落(3万4000ドルは10月上旬以来)”を見せる中、ドル円は“112.668円”へと再び値を落としています。
もっとも“前日安値(112.528円)”を割り込むには至らず、昨日発表された米経済指標も“強め(ADP雇用統計は+53.4万人/ISM製造業景況指数は61.1)”だったこともあり、緩やかに下げ渋って昨日の取引を終えています。
◆ 次に跳び出す材料次第だが… - オミクロン株の続報
昨日の米経済指標を見る限り、「米雇用統計の期待感」は高まりやすいと見られます。
しかしマーケットの関心が「オミクロン株の続報」に寄っている印象がある以上、内容次第では“上下どちらにも振れる”という可能性は否めないところがあります。
後は“その内容次第”ということになりますが、“リスク回避姿勢”にすでに傾斜しているという現状があります。
ポジティブには“敏感”、しかしネガティブには“鈍感”となる可能性に関しては、十分に注意しておきたいところです。
もっとも続報が跳び出さない限りは、“膠着”“幾分ポジション調整(巻き戻し)”といった動きが基本でしょうが…。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:113.701(11/30安値後の戻り高値)
上値4:113.625(12/1高値)
上値3:113.361(50日移動平均線、ピボット1stレジスタンス)
上値2:113.149(-1σ、日足・一目均衡表先行スパン上限、週足・一目均衡表転換線)
上値1:113.000(大台)
前営業日終値:112.788
下値1:112.668(12/1安値)
下値2:112.528(11/30安値)
下値3:112.429(ピボット1stサポート)
下値4:112.315(9/15~11/24の50%押し、-2σ)
下値5:112.120(週足・一目均衡表基準線、月足・一目均衡表先行スパン上限、ピボット2ndサポート)
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