山一電機は4年ぶり高値圏快走、半導体検査用ソケット好調で今期営業75%増益見通し
山一電機<6941.T>が続伸、2017年11月以来4年ぶりの高値圏を快走している。11月8日のマド開け急騰後も、目先利益確定の売りを吸収し大勢2段上げの様相を強めている。前週後半に小休止をいれたものの、12日以降はほぼ押し目待ちに押し目なしの展開となっている。検査用や実装用に使うICソケットを手掛け、8割を超える海外売上比率の高さが特徴。高利益採算のスマートフォン用CPU向け製品が収益を牽引、車載向けも伸びて業績拡大に反映している。22年3月期業績見通しは、期中2度目となる上方修正を経て、営業利益段階で前期比75%増の56億円を見込んでいる。半導体周辺の成長株ながらPER11倍台で依然として割安感が強く、機関投資家とみられる継続的な買いを呼び込んでいる。
出所:MINKABU PRESS
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