日経平均30000円越えの引き金は何か?【西村剛】

著者:西村剛
投稿:2021/11/20 09:05

日経平均30000円越えの条件は米国株の高値更新』

米国ナスダック指数、S&P500が終値ベースでの高値を更新してきました。米国ダウ指数こそ少しチャートが崩れていますが、米国ナスダック指数、S&P500は依然上昇トレンドが続いており、次週いよいよ米国株高値更新が期待できそうです。

30000円を目前に、もたもたしている日経平均株価が動き出すとすれば、

【米国ナスダック指数、S&P500が高値を更新したタイミング】なのではないかと考えています。

日本株の売買の中心は外国人投資家です。外国人投資家にとって日本株はあくまでも脇役であり、主役である米国株の動向次第で日本株を買うか?売るか?が決まってきます。そんな外国人投資家の主役である米国株が高値を更新してきたとあれば、その恩恵を受け日本株も買われ、日経平均株価30000円回復というシナリオも次週十分にあるでしょう。

特に11月下旬以降、日本株は株価が上がりやすい傾向が見られており、次週においても検証結果では、

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 勝率: 64.30 %

 平均損益(率): 1.24 %
 平均利益(率): 3.20 %
 平均損失(率): -2.09 %

 プロフィットファクター: 2.754

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とかなり株価があがりやすい傾向となっています。

また国内においては岸田政権の経済対策期待というのもあり、これが株価の下支え要因となっています。

このように考えると、日経平均30000円に近づくにつれ出てくる戻り売りをこなせれば、年末にかけてもう一段高も期待できるのではないかと考えているのです。短期的に株価が下落する局面ももちろんありそうですがそういったところでうまく銘柄を仕込めれば押し目買いのチャンスかもしれません。ぜひ次週、米国株が高値を更新してくるかどうかに注目しておきましょう。

西村剛
フェアトレード株式会社 代表取締役
配信元: 達人の予想