中日鋳、今期経常を60%下方修正

配信元:株探
投稿:2021/11/12 14:00
 中日本鋳工 <6439> [名証2] が11月12日後場(14:00)に決算を発表。22年3月期第2四半期累計(4-9月)の経常損益(非連結)は3400万円の赤字(前年同期は9900万円の赤字)に赤字幅が縮小したが、従来の9000万円の黒字予想から一転赤字で着地。
 併せて、通期の同損益を従来予想の2億5000万円の黒字→1億円の黒字(前期は9400万円の赤字)に60.0%下方修正した。ただ、通期の最終利益は従来予想の2億円→2億3000万円(前期は900万円)に15.0%上方修正し、増益率が22倍→26倍に拡大する見通しとなった。

 会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の経常利益は前年同期比27倍の1億3400万円に急拡大する計算になる。

 直近3ヵ月の実績である7-9月期(2Q)の経常損益は6300万円の赤字(前年同期は6600万円の赤字)に赤字幅が縮小し、売上営業損益率は前年同期の-11.4%→-6.3%に急改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
 当第2四半期累計期間の業績につきましては、当期純利益が当初の予想を上回ることとなりました。主な要因としましては、原材料費の高騰に加えて鋳物副資材費及びエネルギー費の高騰が重なることにより営業利益が予想を大きく下回ったこと並びに下記「3.特別利益及び特別損失計上」等の影響によるものであります。通期につきましても、前述の要因により修正いたします。4.特別利益及び特別損失について   投資有価証券売却益   254,074千円   投資有価証券売却損    34,312千円  保有資産の効率化及び財務体質の強化を図ることを目的に、当社が保有する投資有価証券の取引を行い、投資有価証券売却益及び投資有価証券売却損が確定したため、以上を特別利益及び特別損失として計上いたします。※業績予想につきましては、現時点で入手可能な情報に基づき算出したものであり、実際の業績は今後さまざまな要因によって予想値と異なる場合があります。
配信元: 株探

関連銘柄

銘柄 株価 前日比
429.0
(10/29)
-4.0
(-0.92%)