文溪堂、今期経常を21%上方修正・22期ぶり最高益、配当も8.6円増額

配信元:株探
投稿:2021/11/08 14:00
 文溪堂 <9471> [名証2] が11月8日後場(14:00)に決算を発表。22年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比24.1%増の19億円に伸びた。
 併せて、通期の同利益を従来予想の8.8億円→10.6億円(前期は8.8億円)に20.8%上方修正し、増益率が0.6%増→21.5%増に拡大し、22期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。

 会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常損益は8.3億円の赤字(前年同期は6.5億円の赤字)に赤字幅が拡大する計算になる。

 業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の38円→46.6円(前期は42.05円)に増額修正した。

 直近3ヵ月の実績である7-9月期(2Q)の連結経常利益は前年同期比7.2%増の8億円に伸び、売上営業利益率は前年同期の21.9%→23.8%に上昇した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
   小学校図書教材では、基礎・基本から活用までの学習内容を確実に評価できる評価教材のテストの実績が増加いたしました。また、前期は新型コロナウイルス感染症の拡大により、季刊物教材等の受注が減少いたしましたが、回復し実績が増加する見込みであります。  利益面においては、増収に伴うもののほか、小学校図書教材における2020年度の全面改訂費用のうち当期に負担する金額が減少することや、前期に発生した増刷対応の費用が今期減少すること等により、営業利益、経常利益及び当期純利益が前回公表予想値を上回る見込みであります。  以上の結果、上記のとおり通期業績予想を修正いたします。 

   上記の基本方針に基づき、本日公表の通期業績予想を踏まえて、中間配当金につきましては4円30銭増額し、23円30銭とさせていただきます。  また、期末配当金につきましても4円30銭増額し、23円30銭に修正いたします。これにより、年間配当金は1株当たり46円60銭となる見込みであります。(注)上記の予想につきましては、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業   績等は、今後様々な要因によって予想数値と異なる場合があります。
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