理想科学、今期経常を11%下方修正

配信元:株探
投稿:2021/11/02 15:00
 理想科学工業 <6413> が11月2日大引け後(15:00)に決算を発表。22年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常損益は15.4億円の黒字(前年同期は4.5億円の赤字)に浮上して着地した。
 しかしながら、併せて通期の同利益を従来予想の37億円→33億円(前期は19.2億円)に10.8%下方修正し、増益率が92.2%増→71.4%増に縮小する見通しとなった。

 会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益は前年同期比26.2%減の17.5億円に減る計算になる。

 直近3ヵ月の実績である7-9月期(2Q)の連結経常利益は前年同期比2.6倍の3.9億円に急拡大し、売上営業利益率は前年同期の0.6%→2.4%に改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
  当第2四半期連結累計期間の業績及び市場環境を反映して、通期の売上高、営業利益、経常利益及び親会社株主に帰属する当期純利益につきましてそれぞれ下方修正いたしました。 第2四半期における印刷機器事業の販売は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)感染拡大の影響による営業活動の抑制や休業・休校などによる印刷需要の減少により、計画を下回りました。 第3四半期以降もこれらの影響が一部継続すると想定しており、2021年7月30日に公表した通期連結業績予想を下方修正いたしました。 業績予想の見通しにおける通期の想定為替レートは、1米ドル110円、1ユーロ130円としております。 なお、世界的に半導体を中心とした部材が逼迫しております。当社の印刷機器事業では、印刷機本体の生産に不透明な状況が続いております。現時点では業績への影響は限定的とみております。(注)この資料に記載されている業績などの予想数値につきましては、本資料の発表日現在で得られた入手可能な情報に基づいて作成したものであり、その達成を当社として約束する趣旨のものではありません。また、実際の業績は今後の様々な要因により予想数値と異なる可能性があります。
配信元: 株探

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