JKHD、今期経常を70%上方修正・8期ぶり最高益、配当も10円増額

配信元:株探
投稿:2021/11/01 11:00
 JKホールディングス <9896> が11月1日午前(11:00)に業績・配当修正を発表。22年3月期の連結経常利益を従来予想の53億円→90億円(前期は52.2億円)に69.8%上方修正し、増益率が1.5%増→72.3%増に拡大し、8期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。
 同時に、4-9月期(上期)の連結経常利益も従来予想の36億円→61億円(前年同期は20億円)に69.4%上方修正し、増益率が79.5%増→3.0倍に拡大し、従来の8期ぶりの上期の過去最高益予想をさらに上乗せした。

 業績好調に伴い、今期の上期配当を従来計画の10円→15円に大幅増額し、下期配当も従来計画の10円→15円に増額修正した。年間配当は30円(前期は19円)となる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
 当社グループが属する建材流通業界におきましては、コロナ禍に伴う経済活動の低迷と再開等を受けて、木材等の素材を中心に需給バランスが崩れ、供給不足や価格高騰をもたらすなど「ウッドショック」と呼ばれる状況が続いています。これに対し当社グループは、木質系建材流通の川上から川下まで一気通貫で手掛け、また、製造加工部門や海外部門も有するなどの総合力を活かし、木材および木質系建材の供給責任を果たすべく、量の確保や代替材の調達、生産に努めました。この結果、素材価格の高騰は、販売価格、製品価格に転嫁することが概ね順調に進み、売上、利益とも既に開示されている予想を上回る見込みとなりました。今後も、木材および木質系建材について十分な量を適正な価格で供給すべく、当社グループの総合力の発揮に努めてまいりますが、新型コロナウイルス感染症やウッドショックの影響等を初めとする様々な要因によって連結業績予想の修正が必要になった場合には、速やかにお知らせいたします。

 当社は、企業体質の強化と今後の事業拡大に必要な内部留保の充実を図るとともに、株主の皆さまに対する安定的かつ継続的な利益還元を経営の最重要課題の一つとして位置付けており、安定配当の継続を基本としつつ、業績に対応した株主還元の充実に努めています。このような配当方針の下、前述の業績予想の上方修正を勘案し、2022年3月期第2四半期配当および期末配当ともに各10円から各々5円増配して各15円とし、年間配当予想を20円から10円増配して30円に修正いたします。(注)上記の予想数値は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は、今後様々な要因により予想数値と異なる可能性があります。
配信元: 株探

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