ジェイテック、今期営業を一転赤字に下方修正

配信元:株探
投稿:2021/10/29 15:00
 ジェイテック <2479> [JQG] が10月29日大引け後(15:00)に決算を発表。22年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結営業損益は1億3000万円の赤字(前年同期は3900万円の赤字)に赤字幅が拡大し、従来の2100万円の赤字予想からも赤字幅を拡大して着地。
 併せて、通期の同損益を従来予想の1000万円の黒字→1億6900万円の赤字(前期は5600万円の赤字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。ただ、通期の連結最終利益は従来予想の600万円→1900万円(前期は4000万円)に3.2倍上方修正し、減益率が85.0%減→52.5%減に縮小する見通しとなった。

 会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結営業損益は3900万円の赤字(前年同期は1700万円の赤字)に赤字幅が拡大する計算になる。

 直近3ヵ月の実績である7-9月期(2Q)の連結営業損益は5000万円の赤字(前年同期は1800万円の赤字)に赤字幅が拡大し、売上営業損益率は前年同期の-2.6%→-6.9%に大幅悪化した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
 2022年3月期は、中期経営計画達成の中核であるテクノロジスト増員に伴う採用活動の強化、テクノロジストの技術力及び人間力の一層の充実を図るべく研修施設の増床や研修環境の強化を含む設備投資を推進したため、販売費及び一般管理費が増加しました。一方で、保有する投資有価証券を売却したことに伴う投資有価証券売却益27百万円と助成金収入19百万円を営業外収益に計上したため、経常損益の下振れは緩和されました。以上の結果、前期実績と比較して増収減益となりました。今後も、引き続きテクノロジストの採用及び教育に注力するとともに、需要拡大に合わせ稼働を進めるとともに、高単価案件の獲得や新規顧客の開拓に注力し、収益基盤の強化を図ってまいります。※なお、本業績予想につきましては、現時点で入手可能な情報および合理的であると判断される一定の前提に基づくものであり、実際の業績は、様々な要因により大きく異なる可能性があります。また、今後の新型コロナウイルス感染症の影響範囲が大きく変動する可能性があり、当社グループの業績に重要な影響を及ぼす事象が発生した場合、または業績予想の修正が必要と判断される状況となった場合には、速やかに公表いたします。
配信元: 株探

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