NY株式市場(21日)10月フィラデルフィア連銀製造業景況指数は予想を下回るー大幅減益のIBMが時間外で軟調推移
21日のニューヨーク株式市場でダウ平均は売り先行で取引が始まりそうだ。
注目されている主力企業の決算発表で低調な決算を発表したテスラとIBMが時間外取引で軟調に推移していることは、主力ハイテク株の重石となりそうだ。取引開始前に発表された10月フィラデルフィア連銀製造業景況指数が23.8と市場予想(25.0)に届かなかったほか、米国10年債利回りが1.66%台で強含んでいることも強く意識されそう。
ダウ平均は、前日の取引で取引時間中の過去最高値を更新した反動から利益確定売りが先行して節目の3万5500ドル割れとなる場面も見られそうだ。
ただ、取引開始前に発表された週間ベースの新規失業保険申請件数は、29万件と市場予想(30万件)を下回ったことから、雇用環境の改善期待は引き継がれそう。ダウ平均は朝方の売りが一巡した後にどの程度下げ渋れるか、相場全体の押し目買い意欲の強さが試されそうな一日となる。
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