宝HLD、上期経常を20%上方修正・最高益予想を上乗せ

配信元:株探
投稿:2021/10/21 15:30
 宝ホールディングス <2531> が10月21日大引け後(15:30)に業績修正を発表。22年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益を従来予想の182億円→218億円(前年同期は59.4億円)に20.2%上方修正し、増益率が3.1倍→3.7倍に拡大し、従来の3期ぶりの上期の過去最高益予想をさらに上乗せした。
 なお、通期の経常利益は従来予想の290億円(前期は219億円)を据え置いた。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
  連結売上高につきましては、前回予想(2021年8月3日公表)に対して、宝酒造が減収となるものの、タカラバイオグループが増収となり、グループ全体では増収となる見通しとなりました。 利益面では、売上高の増加や売上原価率の低下による売上総利益の増加により、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する四半期純利益は、前回予想を上回る見通しとなりました。 第2四半期累計期間としては、売上高および全ての利益項目において過去最高となる見通しとなりました。 各事業セグメントの業績動向は以下のとおりです。 (宝酒造) 国内事業では、新型コロナウイルス感染症による緊急事態宣言が長期化したため、業務用市場が低迷し、清酒や焼酎を中心に厳しい状況となりました。また、ソフトアルコール飲料については、製品自主回収の影響が第2四半期まで及び、売上高は全体で前回予想を下回る見通しとなりました。 営業利益については、経費削減を徹底し、利益の創出に努めた結果、前回予想を上回る見通しとなりました。 (宝酒造インターナショナルグループ) 海外事業では、売上高については、料飲店市場の回復や小売店ルート、ネット通販などの拡大に加え、国内からの輸出が好調に推移したため、前回予想を若干上回る見通しとなりました。 営業利益については、売上高の増加に加え、販売費および一般管理費の抑制により、前回予想を上回る見通しとなりました。 (タカラバイオグループ) バイオ事業では、売上高については、新型コロナウイルス感染症の影響から回復基調にある一般研究用試薬や、新型コロナウイルスPCR検査関連製品が前回予想を上回る見通しとなりました。 営業利益は、売上高の増加や受託事業の原価率改善などによる利益率向上も見込まれるため、前回予想を上回る見通しとなりました。  なお、本日、当社の連結子会社であるタカラバイオ株式会社(コード番号4974 東証一部)も、第2四半期累計期間の連結業績予想の修正発表をおこなっております。〇2022年3月期 通期の連結業績予想について 通期の連結業績予想につきましては現在精査中であり、2021年11月9日に予定している第2四半期決算発表時にお知らせする予定です。 ※上記の予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、2021年11月9日発表予定の第2四半期決算発表数値とは異なる可能性があります。
配信元: 株探

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