日経平均株価が29000円の大台をなんとか維持しています。
米国ダウ指数があと少しで高値更新というところまで迫っていることや為替も114円まで円安が進んでいることで輸出関連株が堅調に推移しているものの、全体としては先物中心の値動きのように感じます。中国恒大集団のデフォルトの噂も現実味を帯び依然懸念材料としては残るものの、ここから11月初旬にかけては企業の中間決算発表が大きな材料となりそうです。
予想以上のコロナ感染者数減少により経済活動が正常化してくるなか、多くの企業が期初の予想を上回る決算になるのではないかと期待しています。
ただ、決算の内容が良いからといってその銘柄が買われるわけではありません。
決算が良くても、すでに株価に織り込まれていれば材料出尽くしで売られる場合もよくあります。特に相場全体の雰囲気が良い時は株価が上がる場合が多いのですが、雰囲気が悪い時は良い決算を発表しても株価が下がる場合も多く、決算発表時の値動きはある程度相場全体の雰囲気にも左右されやすいです。
今のところ日経平均株価が29000円台まで回復したことを受け、相場全体の雰囲気はかなり改善されてきています。このままダウ指数が高値を更新してくればもう一段雰囲気もよくなり、好決算銘柄に注目が集まりそうです。
ただ、29000円を再度割り込み28000円くらいまで日経平均が落ち込んでくると要注意です。
好決算銘柄でも株価が下がる可能性が高くなりそうです。いずれにせよ株価を大きく動かす決算発表がここから本格化してきます。お手持ちの株の決算発表日をホームページなどでしっかりチェックしておきましょう。
業績が怪しいなと思う銘柄は決算発表日前に一度売ることも検討してみて下さい。それだけで株価下落リスクを減らすことが出来ますよ。ぜひ調べてみて下さいね。
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