リバウンド相場が本格化
先週末の米国株式相場は上昇。ダウ工業株 30 種平均は 382.20 ドル高の 35294.75、ナスダック総合指数は 79.91 ポイント高の 14897.34 となった。また、時間外取引の日経平均先物(円建て)は 29195 円付近での推移。したがって、本日の日経平均は堅調スタートを想定。上値を試すものと思われる。
日経平均の日足チャートでは先週末、窓を空けて上昇。強気相場が継続しており、先高観が強まっている。リバウンド相場が本格化しており、上方の窓を目指す展開。十分な上値余地があり、場合によっては上昇スピードが加速する可能性もある。
上昇の背景となっているのが、米長期金利の落ち着き。米経済指標を受けて、過度なインフレ懸念が後退。米長期金利は年 1.5%台での推移となっている。それが日米のハイテク株を押し上げ、全体相場の上昇へ寄与している。日本株でもハイテク株、景気敏感株が買われやすく、日本株は上値を試す動きになるだろう。
そしてさらに追い風となりそうなのが、円相場の下落。1ドル=114 円台での推移となっており、国内輸出関連株の買いへとつながりそうだ。その要因となっているのが、米国による早期の利上げ観測。日米金利差の拡大を受けて、金利裁定が働く状況。ドル高・円安に動きやすくなっており、日本株を押し上げる要因となりそうだ。
ただ、気になるのが、足元の原油高の動き。NY 原油は1バレル=82 ドル高に突入しており、さらなるインフレ加速の気配を見せている。産油国の減産合意が背景にあるものの、この資源価格の上昇が景気の足かせになりかねない。スタグフレーション(景気停滞下での物価上昇)も指摘されるなか、原油など商品価格の動向には注視が必要だ。
そのようななか、投資家は日経平均の強気形状に従い、素直に「買いポジション」を維持。30000 円の回復を視野にトレードするようにしたい。
【本日のレポート銘柄】
グローバルウェイ<3936>
レナサイエンス<4889>
スリー・ディー・マトリックス<7777>
トヨタ<7203>
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