日本株反発も戻り売り警戒のタイミング【西村剛】

著者:西村剛
投稿:2021/10/11 19:00

日本株は大きく反発しましたが・・・

日経平均株価は1.6%上昇し29498円まで回復、マザーズ指数も1.6%上昇し1123ポイントまで回復しています。ただ、そろそろリバウンドが終わり、戻り売りに警戒のタイミングに入っています。。。

株価が反発したことでシステムトレードにおいては10月5日、10月6日にシグナルが発生した逆張りポジションに手仕舞いシグナルが点灯、12日にはほぼノーポジションになります。

またテクニカル分析においても日経平均株価はちょうど75日移動平均線(28545円)が上値抵抗線となっており、短期的には上値になる可能性が高そうです。同様にマザーズ指数においても25日移動平均線(1136ポイント)、75日移動平均線(1128ポイント)が上値抵抗線となっており、ここを超えていくにはそれなりの買い圧力が必要となってきそうです。

このように考えると、
【短期的なリバウンドはそろそろ終わりを告げ、戻り売りに警戒する局面】だと思っています。

言い換えるのであれば、岸田新政権に対する失望売りからのリバウンドが終了し、ここから先は岸田政権の実力を織り込む相場になりそうです。

世界的に見ると依然、
・中国の不動産バブル崩壊懸念が残る
・米国金利は緩やかに上昇中
という不安材料から、日本株もまだ波乱が予想されます。

過度に楽観的にならず引き続き気を引き締めてトレードするように心掛けましょう。

西村剛
フェアトレード株式会社 代表取締役
配信元: 達人の予想