◆ 意に反して上振れ… - 110円後半
意識していない時というのは、得てしてこんなもの…。
『11月のテーパリング開始&22年前半の終了を支持』というメスター・クリーブランド連銀総裁発言もあり、「タカ派寄りのFOMC」を気に発生した“ドル買い”は続きました。
一方で緩和していた「中国・恒大集団のデフォルト懸念」は幾分ぶり返したものの、今度は“リスク回避→ドル買い”が加わる格好となりました。
こうして“ドル全面高”の様相を示すと、重いと見ていた“ネックライン(9/8高値:110.442円/8/13高値:110.455円)”を突破し、そのまま“110.790円”へと駆け上がっていきました。
◆ ここからが正念場…?
こうなると“110.80円水準(8/11高値:110.798円&7/7高値:110.815円)”が、次なる上値メドとして意識されると見るのが自然です。
週明けの本日は朝から何度となくトライがなされているものの、本稿執筆時では上回ることが出来ておりません。
突破できれば“さらなる上値追い”が期待される反面、そうでなければ“戻りの急所(絶好の売り場)”と認識されてもおかしく分水嶺…。
NYダウ先物はプラス圏での推移を見せていますが、香港株や上海株への懸念を考えれば、日経平均がどこまで上値を伸ばせるかは微妙。
一方で米10年債利回りも堅調推移を見せていますが、節目の“1.50%”にはまだかなりの幅が存在するという状況です。
これを見て?、“110.80-111.00円”にはかなりのドル売りオーダーも積み上がっているように聞き及びます。
想定に反して上値を伸ばした先週末のドル円ですが、引き続き“買い上がり”には慎重姿勢で臨みたいところです。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:111.486(ピボットハイブレイクアウト)
上値4:111.415(18/10/4~20/3/9の76.4%戻し)
上値3:111.185(7/5高値、ピボット2ndレジスタンス)
上値2:110.971(7/6高値、大台、ピボット1stレジスタンス)
上値1:110.815(7/7高値、8/11高値)
前営業日終値:110.758(+2σ)
下値1:110.501(9/24欧州タイム安値後の61.8%押し)
下値2:110.418(ピボット1stサポート)
下値3:110.252(9/24安値、9/24欧州タイム安値、+1σ)
下値4:110.153(9/22~9/24の38.2%押し、日足・一目均衡表先行スパン上限)
下値5:110.046(20週移動平均線、ピボット2ndサポート、大台)
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