日経平均VIは上昇、株価下落で市場心理悪化

配信元:フィスコ
投稿:2021/09/22 13:51
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は13時50分現在、前日比+1.05pt(上昇率4.48%)の24.50ptと上昇している。なお、今日ここまでの高値は25.15pt、安値は18.96pt。

今日の東京株式市場は売りが先行し、日経225先物は下落して始まった後、マイナス円で推移している。市場では中国恒大集団の経営不安を機に中国経済の先行き不透明感などが意識され、ボラティリティーの高まりを警戒するムードが高まりやすく、昨日に続く今日の株価下落を受け、市場心理が悪化し、日経VIは概ね昨日の水準を上回って推移している。


日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向がある。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っている。

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配信元: フィスコ