アグレ都市、上期経常を2.9倍上方修正・4期ぶり最高益、通期も増額、配当も9円増額

配信元:株探
投稿:2021/09/17 15:00
 アグレ都市デザイン <3467> が9月17日大引け後(15:00)に業績・配当修正を発表。22年3月期第2四半期累計(4-9月)の経常利益(非連結)を従来予想の1.4億円→4.1億円(前年同期は0.8億円)に2.9倍上方修正し、増益率が64.4%増→4.7倍に拡大し、4期ぶりに上期の過去最高益を更新する見通しとなった。
 上期業績の好調に伴い、通期の経常利益も従来予想の12.1億円→14.7億円(前期は11.3億円)に21.4%上方修正し、増益率が6.5%増→29.3%増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。

 同時に、期末一括配当を従来計画の44円→53円(前期は42円)に増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
 当第2四半期につきましては、新型コロナウイルス感染症の拡大によるライフスタイルの多様化に伴い、戸建住宅市況は引き続き堅調に推移いたしましたが、度重なる緊急事態宣言の発出に伴う各種行政手続きの遅れや、いわゆるウッドショックの影響により、一部の物件に工期の遅れが生じました。そのため、当第2四半期に売上計上を見込んでいた物件の一部が第3四半期以降にずれ込むなど、売上高は当初予想を僅かに下回る見込みとなりました。利益面につきましては、ウッドショックやコロナ禍における消費マインド減退による販売価格への影響が限定的であったこと、また、販売費及び一般管理費が当初予想を下回る見込みとなったことにより、各段階利益率は大幅に改善する見込みであります。足元の受注残高は順調に積み上がっており、また、当第2四半期において発生したウッドショックによる工期遅延も解消傾向にあることから、戸建住宅市況は引き続き堅調に推移する見通しであり、通期売上高は当初予想よりも若干増加する見込みであります。利益面につきましては、特に第3・第4四半期引渡し物件についてはウッドショックによる木材価格上昇の影響を受けるものの、引き続き売上原価や販売費及び一般管理費の削減努力を継続することにより、各段階利益率は当初予想よりも若干改善する見込みであります。

 当社は、株主の皆様への利益還元を経営上の重要政策のひとつとして認識しており、現在及び今後の事業収益をベースに、将来の事業展開に必要な内部留保を確保しつつ、安定した配当を継続していくことを基本方針とし、当期純利益の30%を配当額の目途に(配当性向30%)、各期の業績に応じた配当を実施してまいります。この度の業績予想の修正を受け、期末配当を2021年5月6日公表の1株当たり44円から9円増配し、1株当たり53円に修正することといたしました。なお、本件につきましては、2022年6月下旬開催予定の第13回定時株主総会に付議する予定であります。
配信元: 株探

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