NY株式市場(20日)フィラデルフィア連銀製造業景況指数も予想を上回るー米国10年債利回りは1.34%台乗せ
16日のニューヨーク株式市場でダウ平均は底堅い取引スタートとなりそうだ。
ニューヨーク株式市場では、個人消費の動向を占う上で注目されていた8月の小売売上高が前月比で0.7%増と0.7%減が見込まれていた市場予想を上回り予想外のプラスとなったほか、同じく取引開始前に発表された9月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数が30.7と市場予想(19.0)を大きく上回ったことも追い風となりそう。
ダウ平均は寄り付きで前日の日中高値(3万4880ドル)を試した後、今週捉え切れていない節目の3万5000ドルが強く意識されよう。
ただ、節目の3万5000ドル付近にはチャート分析上で一目均衡表上の転換線(3万4992ドル)や50日移動平均線(3万5043ドル)、20日移動平均線(3万5125ドル)が控えていることから、もう一段の積極的な買い手掛かりが欲しいタイミングだろう。取引開始前に発表された週間ベースの新規失業保険申請件数はが市場予想(32.3万件)を上回る33.2万件となったことも相場の重石となりそう。引き続き、朝方のマクロ指標を受けた米国10年債利回りが1.34%台まで強含んでいる上、来週に控えたFOMCを前に積極的な買い戻しは手控えられそうな一日となる。
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