下方の窓を下値メドとして意識
昨日の米国株式相場は下落。ダウ工業株 30 種平均は 292.06 ドル安の 34577.57、ナスダック総合指数は 67.82 ポイント安の 15037.75 となった。また、時間外取引の日経平均先物(円建て)は 30175 円付近での推移。したがって、本日の日経平均は軟調スタートを想定。利益確定売りが優勢になると思われる。
日経平均の日足チャートでは昨日、窓を空けて上昇。相場の強さを示唆しているものの、ローソク足では上ひげが出現した。「窓・ひげ理論」では、短期的に下方の窓を埋めやすい。窓下限(30447.37 円)が下値メドとして意識され、本日はこれに到達すると思われる。
もし、寄り付きで窓を空けて下落することになれば、窓と株価の位置関係が逆転。一転して上昇しやすくなる。そのような意味で寄り付きの下落する場面では「買い」であり、そこからの下げ渋りを期待したい。
ただ、逆に株価が戻らなかった場合には、チャートは「弱気転換」することになる。窓空け下落が残ったり、終値ベースで窓下限を下回る事態となれば、一連の上昇相場が終了したことになる。投資家はそこに注目する必要があり、今後の投資判断の参考にしたい。
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