レンジ相場形成における反発フローの時間帯
【注目ポイント】BB・+1σライン(≒5.500円)上抜け突破するか否か
【見通し1】同ライン上抜けなら、「5.550円」付近までの上値切り上げ
【見通し2】同ライン上値抑制なら、「5.440円」付近までの下押し
【当面の“主戦場”(コアレンジ)】「5.440~5.550円」
先月20日に、直近安値となる「5.350円」を付けた後、徐々に上値を切り上げる展開となっているメキシコペソ/円。
上図の各メルクマールを見ると、1) 21日MA(移動平均線)が横向きであること、2) 遅行スパンがローソク足に絡み合う状態であること、3)パラボリック・SAR(ストップ・アンド・リバース)がローソク足の下方で点灯していること、4) BB(ボリンジャーバンド)・±2σラインが21日MAに対してパラレルとなっていること、そして、5) DMI(方向性指数)で-DI>+DIの乖離が縮小し、交差しつつある(上図青色点線丸印)ことから、メキシコペソ/円・日足チャートでは、レンジ相場を形成する上での反発フローの時間帯であると判断します。
目先の注目ポイントは、BB・+1σライン(≒5.500円、上図赤色三角印)をローソク足が上抜け突破するか否か。
見通し(A)および(B)は以下の通りです。
[見通し(A)]
これからの時間にかけて、仮に同ラインをローソク足が終値ベースで上抜け突破した場合は、「心理的上値ライン突破」→「もう一段の上値トライ」の可能性も。そのケースでは、DMIにおいて「+DI>-DI」→「その乖離拡大」も伴いつつ、BB・+2σライン(≒5.550円、上図A)付近までの上値切り上げとなりそうです。
[見通し(B)]
一方で、同ラインでローソク足の上値を抑制する動きとなった場合は、「上値抑制圧力の増大」→「一旦の下押し」の可能性も。そのケースでは、DMIにおいて「+DI≒-DI」→「その収斂(しゅうれん)状態の継続」も伴いつつ、赤色雲の下辺である先行1スパン(≒5.440円、上図B)付近までの下押しとなりそうです。
上記見通し(A)および(B)を概括すると、当面※のメキシコペソ/円は、上値メド:BB・+2σライン、下値メド:先行1スパンを基準とする「5.440~5.550円」(上図黄色四角枠)を“主戦場”(コアレンジ)とする相場付きとなりそうです。(※次週9日のメキシコ8月CPI[消費者物価指数]発表までの1週間程度の期間を想定しています。)
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