<動意株・31日>(前引け)=中山鋼、サイバーリン、JTOWER

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2021/08/31 11:33
<動意株・31日>(前引け)=中山鋼、サイバーリン、JTOWER  中山製鋼所<5408.T>=大幅続伸で3カ月半ぶり新高値。鋼板や棒鋼、コイル製品など鉄鋼メーカーの老舗で熱延技術に強みを持っているが、独自技術で製造するNFG(微細粒熱延鋼板)はスーパーメタルとして注目度が高い。22年3月期は営業利益倍増で増配も計画するが、PBRが0.3倍台前半と解散価値の3分の1水準にあることで、依然として割安感が強く意識されている。過去に特定資金の攻勢に伴う大相場を経験し、1990年2月に修正後株価で2万2400円という最高値をつけたことでも知られる。

 サイバーリンクス<3683.T>=8連騰と上値追い鮮明。食品流通や官公庁向けを主軸に基幹業務クラウドサービスを主力展開しており、あすのデジタル庁の発足を前に行政のデジタル化推進で商機を捉えることへの期待から買いが流入している。ある日時に特定の電子データが存在して改ざんもされていないことを証明するタイムスタンプなどの証明サービスを手掛けることで、電子署名関連の有力株としての位置付けでマーケットの注目度が高い。

 JTOWER<4485.T>=大幅高で4日続伸。同社は30日、東京都交通局と都営地下鉄大江戸線の都庁前駅構内における第5世代移動通信システム(5G)の試行整備、検証などに関する協定を締結したと発表。これが材料視されているようだ。この事業は、東京都交通局が大江戸線都庁前駅構内でアンテナなどの必要機器の整備、検証などを行う協力事業者の募集を行っていたもので、同社が当該協力事業者に選定。同社は、インフラシェアリング(共用設備)を活用した5G電波環境の整備、検証、運用を担い、東京都が推進するデジタル化に貢献するとしている。なお、地下鉄構内でのインフラシェアリングによる5G電波環境整備は国内初の試みとなるという。

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出所:MINKABU PRESS
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