◆ 「方向感定まらず」は変わらず - 109円後半
先週末もコロナ感染拡大を背景にした“リスク回避→ドル買い/円買い”は先行したものの、週末特有のポジション調整も根強いものがありました。
このため「方向感定まらず」から抜け出すことができず、ドル円は“109円後半”を中心とした揺れ動きに終始しました。
なおカプラン・ダラス連銀総裁より『9月にテーパリングを宣言、10月からの実行が適切』と発言が飛び出しましたが、マーケットの反応は目立ちませんでした。
◆ ジャクソンホールへの思惑は割れているが…?
今週最大の注目となるのは週末のジャクソンホール会議ですが、思惑が割れているのは否めないところです。
このため「積極的なポジション形成は手控えられる」との見方が一般的であり、「方向感定まらず」から抜け出せるかは微妙と見るのが妥当といえます。
ただ思惑がテーパリング観測は一旦一服した直後であるだけに、思惑としては巻き戻し(再燃)が促されやすい…?
オーダー状況を見ると、“109.50円”にまとまったドル買いオーダーが確認されている反面、ドル売りオーダーは“110.00-20円”に段階的に並んでいると聞き及びます。
どちらに抜け出せるかは微妙ではありますが、一つ一つのオーダー量が少ないことを踏まえれば、値幅を伸ばしやすいのは上方向…?
本日は各国の製造業/サービス業PMIが予定されていますので、これで抜け出せるかに注視したいところです。
もちろん結果次第となりますが…。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:110.227(8/19高値、週足・一目均衡表転換線、+1σ、ピボットハイブレイクアウト)
上値4:110.148(日足・一目均衡表先行スパン上限、50日移動平均線)
上値3:110.066(ピボット2ndレジスタンス)
上値2:109.998(日足・一目均衡表先行スパン下限/転換線、大台)
上値1:109.884(8/20高値、ピボット1stレジスタンス)
前営業日終値:109.801(日足・一目均衡表基準線、20日移動平均線)
下値1:109.651(100日/20週/100月移動平均線、月足・一目均衡表先行スパン下限、ピボット1stサポート)
下値2:109.570(8/20安値)
下値3:109.479(8/18-19安値、ピボット2ndサポート)
下値4:109.378(8/16~8/19の76.4%押し、-1σ)
下値5:109.305(ピボットローブレイクアウト)
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