◆ 「方向感定まらず」 - 109円後半中心
「米テーパリング」を背景にした動きが一服する中。昨日は「コロナ感染再拡大」が意識されました。
このためリスク資産からの資金引き揚げが強まっており、為替ではドルと円に逃避資金が集中しました。
この影響から主に対ユーロでドル買いは進行し、これに引っ張られる格好でドル円は“110.227円”へ上値を伸ばす場面が見られました。
一方でリスク回避姿勢から円買いも根強く、“109.485円”へ押し下げられる場面も見られています。
こうして「方向感定まらず」は続いており、ドル円は「上を下への揺れ動き」を見せています。
◆ そう簡単にリスク回避姿勢は和らがないが…?
「コロナ感染再拡大」が背景であるだけに、リスク回避姿勢が一朝一夕で和らぐとは想定しづらいところです。
一方で「ジャクソンホール会議」を翌週に控える週末ということを考えれば、「ポジション調整」は元より、「新たなポジション形成」がいつ入りだしてもおかしくないところでもあります
“109.50円”には分厚いドル買いオーダー、“110.00-20円”にかけてドル売りオーダーが段階的に積み上がっていることを考えれば、「当該レンジ内の揺れ動き」と見るのが妥当です。
ただ越えた/割った際の急変動には、やはり注視しておきたいところです。
下方向の動きに関しては、個人的にそれほど想定(懸念)しているわけではありませんが…。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:110.544(8/12高値)
上値4:110.455(8/13高値)
上値3:110.365(日足・一目均衡表先行スパン上限、+1σ)
上値2:110.227(8/19高値、50日移動平均線、週足・一目均衡表転換線、ピボット1stレジスタンス)
上値1:109.998(日足・一目均衡表先行スパン下限/転換線、8/19高値後の61.8%戻し、大台)
前営業日終値:109.778(日足・一目均衡表基準線、20日移動平均線)
下値1:109.655(100日/20週/100月移動平均線、月足・一目均衡表先行スパン下限)
下値2:109.479(8/19安値、ピボット1stサポート、-1σ)
下値3:109.109(8/16-17安値、ピボット2ndサポート)
下値4:109.000(大台、50月移動平均線、-2σ)
下値5:108.844(200週移動平均線)
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