◆ 反発 - 109円半ば
注目の米小売売上高が事前予想を大きく下回った(△1.1%)ものの、ドルは買い戻しが目立ちました。
下振れを警戒する声が高まっていただけに、「目先の悪材料出尽くし」との思惑が台頭したと見られます。
さらにその後に発表された米鉱工業生産が事前予想を上回った(+0.9%)ことで買い戻しは加速し、対オセアニア通貨・対ユーロを中心にドルは全面高の様相を示しました。
こうしてこれに引っ張られたドル円は、“109.652円”へと値を戻しています。
なお昨日はパウエルFRB議長の討論会出席もありましたが、「テーパリングへの言及」はありませんでした。
◆ 「動きづらい(様子見)」が基本路線だが…?
本日の注目は、27:00公表の「FOMC議事要旨」と見られます。
「状況は進展している」と前回FOMC時に示されましたが、「急いでいない」との意思も示唆されました。
このため今回の議事要旨で想定外に“タカ派/ハト派”に偏るようなことがあると、急変動につながってもおかしくない…?
そしてそれを先取りするように、事前に思惑が持ち込まれるようなことがあっても、何ら不思議ではない…?
基本的には「動きづらい(様子見)」と見られますが、「不意に揺れ動く」には十分に注意しておきたいところです。
個人的には「もう一段の上値追い」を想定しながら…。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:110.153(8/11~8/16の61.8%戻し、50日移動平均線、週足・一目均衡表転換線)
上値4:109.998(日足・一目均衡表先行スパン下限/転換線、8/11~8/16の50%戻し、大台、ピボット2ndレジスタンス)
上値3:109.898(20日移動平均線)
上値2:109.750(8/16高値、日足・一目均衡表基準線、8/11~8/16の38.2%戻し、ピボット1stレジスタンス)
上値1:109.652(8/17高値、100日移動平均線、20週移動平均線、月足・一目均衡表先行スパン下限、100月移動平均線)
前営業日終値:109.586
下値1:109.430(-1σ)
下値2:109.251(ピボット1stサポート)
下値3:109.109(8/16-17安値)
下値4:109.000(大台、50月移動平均線)
下値5:108.960(-2σ)
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