エコモット、今期経常を84%下方修正

配信元:株探
投稿:2021/08/17 19:00
 エコモット <3987> [東証M] が8月17日大引け後(19:00)に業績修正を発表。21年8月期の連結経常利益を従来予想の1億8400万円→2900万円に84.2%下方修正した。

 会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した3-8月期(下期)の連結経常損益も従来予想の1億4100万円の黒字→1400万円の赤字に減額し、一転して赤字計算になる。

 ※20年8月期(17ヵ月決算)が決算期変更のため、前年同期に同じ期間がない場合は前年同期との比較を表記していません。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
  2020年10月15日に公表いたしました、2021年8月期通期連結業績予想売上高2,650百万円を下回る2,166百万円(対計画△18.2%)に、また、この売上高不足の結果といたしまして、連結営業利益も当初業績予想を大きく下回る16百万円(対計画△91.3%)となる見込みとなりました。 インテグレーションソリューションでは、当第3四半期連結会計期間から株式会社フィットの損益計算書を連結したものの、新型コロナウイルス感染症の影響により営業機会が逸失した影響で案件積上げが足りず、対売上計画で△58百万円となる見込みとなっております。 コンストラクションソリューションでは、前年同期間に発生した大型案件が当期はなかったものの、測量系のIoTや遠隔臨場に対応したGリポート等の新商品の出荷が好調となりました。一方で、定番商品と市場の新しいニーズとの間にギャップが生じたことで、その販売が伸び悩みました。その結果、市場の成長予想を考慮した当期売上計画に対して△197百万円となる見込みとなっております。 モニタリングソリューションでは、『ゆりもっと』の販売実績及び3Gサービス終了に伴うLTE対応端末へのリプレイス共に堅調に進みましたが、株式会社ストークで失注や、新型コロナウイルス感染症の影響による遅延が多数発生したことにより、対売上計画で△75百万円となる見込みとなっております。 モビリティサービスでは、当初売上計画に3Gサービス終了を見据えた解約増加を織り込んでいたものの、その想定を超えた解約数となり、ストック売上が減少しました。また、大手損害保険会社等の参入に伴い、市場の競争が激化した結果、新規販売案件の積上げが不足し、対売上計画で△151百万円となる見込みとなっております。 当期の実績を細かく分析し、今後はこれまで以上に詳細な情報収集と事前検討のうえ意思決定を行うとともに、子会社を含めた関連会社とのシナジー創出を通じた自社の事業成長につなげるべく、全社一丸となって業績向上に努めてまいります。
配信元: 株探

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