黒田精、上期経常を一転3.6倍増益に上方修正

　黒田精工 <7726> [東証２] が8月12日大引け後(15:00)に決算を発表。22年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比14倍の1億1300万円に急拡大した。
　併せて、4-9月期(上期)の同利益を従来予想の6000万円→2億7000万円(前年同期は7500万円)に4.5倍上方修正し、一転して3.6倍増益見通しとなった。
　なお、通期の同利益を従来予想の5億5000万円(前期は3億5700万円)を据え置いた。

　直近3ヵ月の実績である4-6月期(1Q)の売上営業利益率は前年同期の1.3％→3.5％に改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　駆動システム関連を中心に半導体製造装置・液晶関連分野向け等の高水準な受注が継続し、利益率の高い商品の比率が増加している状況を踏まえ、2022年3月期第2四半期累計期間の連結業績予想数値が当初の計画を上回る見込みとなりましたので修正いたします。なお、通期の連結業績ならびに配当予想につきましては、国内外における新型コロナウィルス感染症変異株拡大の影響や各種部材の不足等先行き不透明要素もあることから2021年5月14日に公表いたしました予想値を据え置くことといたしますが、今後の業績推移に応じて修正の必要性が生じた場合は速やかに公表いたします。※上記の予想は、当社が現時点で入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。