◆ 「早期の米テーパリング観測」継続 - 110円半ば
「早期の米テーパリング観測」は継続しています。
このため米10年債利回りが“2月以来の水準(1.35%)”へと上昇する中、ドル円は“110.50-60円”に展開するドル売りオーダーにつっかけました。
一方で抜け切るには至っておらず、“高止まり(高値圏揉みあい)”となっているのが実状といえます。
◆ “もう一段の上値追い”が期待できる局面…?
こうした中、本日は「米消費者物価指数(CPI)」が発表されます。
事前予想が“前回より鈍化”となってるだけに、「早期の米テーパリング観測」を背景にした“ドル買い”が緩む可能性が指摘されています。
しかしマーケットの関心が「雇用状況の強さ」へと移行してしまった印象もあるだけに、極端な悪化でもなければ崩れる展開は想定しづらいところでもあります。
さらに本日は前記「米CPI」の後に、「ボスティック・アトランタ連銀総裁/ジョージ・カンザスシティ連銀総裁講演」も予定されています。
ここで“タカ派寄り”のコメントが発せられる可能性を考えれば…?
発表までは“様子見”となりやすく、“高止まり”の様相でもありますが、“もう一段の上値追い”は十分に期待できる局面と考えたいところです。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:111.415(18/10/4~20/3/9の76.4%戻し)
上値4:111.185(7/5高値、4/23~7/2-7/19の50%返し)
上値3:110.971(7/6高値、大台、ピボットハイブレイクアウト)
上値2:110.815(7/7高値、+2σ、ピボット2ndレジスタンス)
上値1:110.696(7/14高値、日足・一目均衡表先行スパン上限、ピボット1stレジスタンス)
前営業日終値:110.579
下値1:110.383(+1σ、ピボット1stサポート)
下値2:110.274(8/10安値)
下値3:110.176(50日移動平均線、週足・一目均衡表転換線、ピボット2ndサポート)
下値4:110.026(8/9安値、大台、ピボットローブレイクアウト)
下値5:109.942(20日移動平均線)
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