■高千穂交易<2676>の今後の見通し
● 2022年3月期の業績見通し
進行中の2022年3月期は、売上高21,700百万円(前期比5.4%増)、営業利益1,130百万円(同27.5%増)、経常利益1,100百万円(同18.8%増)、親会社株主に帰属する当期純利益770百万円(同40.5%増)が予想されている。
依然としてコロナ禍の影響により先行きは不透明であるが、前年度大型案件などにより好調だったリテールソリューションは減速するものの、オフィスソリューション、サービス&サポートの成長によりシステムセグメントは増収。電子ソリューションは好調を継続、前年度苦戦した産機ソリューションが回復することでデバイスセグメント増収、全社では5.4%の売上成長を予想している。販管費は増加予想だが、売上総利益額及び率の改善により営業増益を達成する計画だ。売上については大きな伸びを狙っているわけではないが、粗利率の大幅増+2.0%を予定している。これは全社的に高付加価値商品の販売拡大を狙っていること、特に入退室管理システムを販売するオフィスプロダクトやテレワーク需要で拡大するネットワークプロダクト、また新サービス商品の売上拡大が鍵となろう。
一方で配当については、中間期12円は従来通り、通期については未定としている。但し、配当性向40%以上の方針に基づき計算すると、見通しで掲げる当期利益770百万円を達成した場合、通期配当は34円以上となる。これに加え今期創立70周年の記念配当があれば、2022年3月期は大幅な増配の可能性がある。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)
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● 2022年3月期の業績見通し
進行中の2022年3月期は、売上高21,700百万円(前期比5.4%増)、営業利益1,130百万円(同27.5%増)、経常利益1,100百万円(同18.8%増)、親会社株主に帰属する当期純利益770百万円(同40.5%増)が予想されている。
依然としてコロナ禍の影響により先行きは不透明であるが、前年度大型案件などにより好調だったリテールソリューションは減速するものの、オフィスソリューション、サービス&サポートの成長によりシステムセグメントは増収。電子ソリューションは好調を継続、前年度苦戦した産機ソリューションが回復することでデバイスセグメント増収、全社では5.4%の売上成長を予想している。販管費は増加予想だが、売上総利益額及び率の改善により営業増益を達成する計画だ。売上については大きな伸びを狙っているわけではないが、粗利率の大幅増+2.0%を予定している。これは全社的に高付加価値商品の販売拡大を狙っていること、特に入退室管理システムを販売するオフィスプロダクトやテレワーク需要で拡大するネットワークプロダクト、また新サービス商品の売上拡大が鍵となろう。
一方で配当については、中間期12円は従来通り、通期については未定としている。但し、配当性向40%以上の方針に基づき計算すると、見通しで掲げる当期利益770百万円を達成した場合、通期配当は34円以上となる。これに加え今期創立70周年の記念配当があれば、2022年3月期は大幅な増配の可能性がある。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)
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