ザイン、上期経常は黒字浮上・通期計画を超過、今期配当を3円増額修正

　ザインエレクトロニクス <6769> [ＪＱ] が8月6日大引け後(15:00)に決算を発表。21年12月期第2四半期累計(1-6月)の連結経常損益は2億7000万円の黒字(前年同期は2億2500万円の赤字)に浮上し、通期計画の6600万円に対する進捗率が409.1％とすでに上回った。

　会社側が発表した上期実績と据え置いた通期計画に基づいて、当社が試算した7-12月期(下期)の連結経常損益は2億0400万円の赤字(前年同期は5億5200万円の赤字)に赤字幅が縮小する計算になる。

　同時に、期末一括配当を従来計画の9円→12円(前期は9円)に大幅増額修正した。

　直近3ヵ月の実績である4-6月期(2Q)の連結経常損益は1億8800万円の黒字(前年同期は4900万円の赤字)に浮上し、売上営業損益率は前年同期の-4.6％→17.8％に急改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　当社は、経営基盤の一層の強化と今後の積極的な事業展開に備えるために内部留保の充実を重視しておりますが、株主の皆様への積極的かつ安定的な利益還元を重要な経営課題の一つと認識しております。　当期、当社は創立30周年を迎えました。これもひとえに株主様をはじめ、多くの関係者の皆様方からのご支援の賜物と心より感謝申し上げます。つきましては、当期業績の急速な回復と成長傾向の下、株主の皆様に感謝の意を表すとともに、創立30周年を記念いたしまして、期末配当において１株当たり３円の記念配当を実施させていただくことといたしました。　この結果、2021年12月期の１株当たりの期末配当金は、普通配当９円に記念配当３円を加え、12円とさせていただきます。