シダックス、非開示だった今期経常は2.4倍増益、未定だった配当は無配継続

配信元:株探
投稿:2021/08/06 15:00
 シダックス <4837> [JQ] が8月6日大引け後(15:00)に決算を発表。22年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常損益は4.2億円の黒字(前年同期は1.3億円の赤字)に浮上して着地した。
 併せて、非開示だった通期の業績予想は連結経常利益が前期比2.4倍の21.7億円に拡大する見通しを示した。

 同時に、従来未定としていた今期の上期配当を見送るとし、従来未定としていた下期配当も見送る方針とした。年間配当は無配継続となる。

 直近3ヵ月の実績である4-6月期(1Q)の売上営業損益率は前年同期の-0.3%→1.8%に改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
  2021年3月期決算短信において、2022年3月期連結業績予想は新型コロナウイルス感染症による影響を合理的に算定することが困難なことから未定としておりましたが、現時点で入手可能な情報や予測等に基づき、連結業績予想を算定いたしましたので公表いたします。 足元の経済環境においては、国内外における新型コロナウイルス感染症の影響の長期化に伴う景気の悪化が続いております。このような環境のもと、当社グループは、再成長戦略「Re-Growth」を実現するため、グループ横断的な目線により経営改革を実行することを企業目標に掲げ、新型コロナウイルス感染症対策を徹底し、より一層の「安心・安全」な管理体制の強化を行ったうえでの高品質なサービス提供と、コア3事業(フードサービス事業、車両運行サービス事業、社会サービス事業)のクロスセルの推進等による積極的な営業拡大に取り組んでまいります。 フードサービス事業においては、営業組織の抜本的強化及び商品企画機能の強化などの営業プロセス改革に取り組み、収益拡大を図ってまいります。また、コントラクト部門における大型赤字店の撤退・赤字縮小や、エスロジックス部門を含めたローコスト運営を推進してまいります。 車両運行サービス事業においては、プロモーション活動刷新による運転士確保と増車獲得の実現を図ってまいります。また、間接業務の抜本的見直し及びコスト削減への基盤構築に取り組み、利益率の改善に取り組んでまいります。 社会サービス事業においては、特に成長著しい学童保育部門で、コンテンツの充実による差別化を図り、学童保育の新たな運営モデルの構築に取り組んでまいります。また、間接業務の抜本的見直しに取り組み、販管費の合理化推進と、利益率の改善に取り組んでまいります。 これらの取り組み及びコロナ影響の緩和等により、2022年3月期通期の連結業績につきましては、売上高116,957百万円(前連結会計年度比6.2%増)、営業利益2,327百万円(前連結会計年度比237.0%増)、経常利益2,177百万円(前連結会計年度比143.7%増)、親会社株主に帰属する当期純利益1,803百万円(前連結会計年度比186.1%増)を見込んでおり、業績は大きく改善する見通しです。(注)上記の予想は本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は、今後の新型コロナウイルス感染症の拡大状況や、その他のさまざまな要因によって予想数値と異なる場合があります。

  2022年3月期の普通株式に係る配当予想につきましては、上記「1.業績予想について」に記載のとおり、親会社株主に帰属する当期純利益となる見込みではありますが、今後早急に安定した財務基盤の強化を行うことと既存事業の更なる改善体制の構築が株主の皆様に対する責務との考えから、普通株式については期末配当を無配とさせていただく予定です。 2022年3月期の種類株式に係る配当予想につきましては、発行時に定められた発行要項に基づき、B種優先株式は1株当たり30,000.00円、C種優先株式につきましては1株当たり80,000.00円とさせていただく予定です。
配信元: 株探

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