<動意株・29日>(前引け)=アドテスト、SEHI、FDK

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2021/07/29 11:38
<動意株・29日>(前引け)=アドテスト、SEHI、FDK  アドバンテスト<6857.T>=大幅反発。28日の取引終了後、22年3月期の連結税引き前利益が1000億円(前期比43.6%増)になりそうだと発表。従来予想の850億円から上方修正し、24期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなったことが好材料視されている。半導体の複雑化や半導体不足を解消するための能力増強の動きが強まるなか、SoC半導体用試験装置を中心に販売が想定より伸びる。業績好調に伴い、従来未定としていた今期の上期配当を50円(前年同期は38円)実施する方針とした。併せて、発行済み株式数の5.1%にあたる1000万株または700億円を上限に自社株買いを実施すると発表しており、株主還元面からも評価を得ている。

 SEホールディングス・アンド・インキュベーションズ<9478.T>=ストップ高。同社は28日取引終了後に、22年3月期第1四半期(4~6月)の連結決算を発表。営業利益は前年同期比3.0倍の4億8000万円となり、上半期計画の3億4500万円を超過したことが好感されているようだ。売上高は同33.2%増の17億100万円で着地。主力の出版事業で、既刊書籍販売やWebメディア、イベント及び電子書籍が好調だったことなどが寄与した。なお、上半期及び通期の業績予想は従来計画を据え置いている。

 FDK<6955.T>=物色人気で急反発。同社は富士通グループに属しニッケル水素電池やリチウム電池を主軸に2次電池の製造販売を手掛ける。特に次世代2次電池として注目される全固体電池の開発などにも力を入れ、市場の注目度は高い。28日取引終了後に発表した21年4~6月期決算は営業利益が前年同期比64%増の7億2900万円と急拡大、これを材料視する形で投資資金が流入した。ニッケル水素電池、リチウム電池いずれも好調で全体収益の伸びに貢献した。リチウム電池は国内外のセキュリティ・スマートメーター用に堅調で売り上げを伸ばしている。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:MINKABU PRESS
配信元: みんかぶ

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