午前:債券サマリー 先物は反発、新発10年債の取引成立せず

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2021/07/28 12:23
 28日午前の債券市場で、先物中心限月9月限は反発。前日の米長期債相場が上昇したことや、この日の日経平均株価が軟調に推移したことが支援材料となった。

 前日27日の米市場で米財務省が実施した5年物国債入札が無難な結果となったなどを受けて米長期債相場が上昇した。これが円債にも買いを誘い、債券先物は堅調にスタート。日経平均株価が反落し、外為市場で円高・ドル安が進行するなどリスクオフ地合いとなるなか、安全資産とされる債券相場は堅調な動きが続いた。なお、日銀は「残存期間1年以下」「同3年超5年以下」「同5年超10年以下」を対象とする国債買いオペを通知した。

 午前11時の先物9月限の終値は前日比5銭高の152円34銭となった。現物債市場では、新発10年債の取引がまだ成立していない。


出所:MINKABU PRESS
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