ステムリム、今期経常を一転赤字に下方修正

　ステムリム <4599> [東証Ｍ] が7月15日大引け後(17:00)に業績修正を発表。21年7月期の経常損益(非連結)を従来予想の1.3億円の黒字→5.8億円の赤字(前期は3.6億円の黒字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した2-7月期(下期)の経常利益も従来予想の9.1億円→1.9億円(前年同期は8.7億円)に79.0％減額し、一転して78.0％減益計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　事業収益については、塩野義製薬株式会社（本社：大阪市中央区、代表取締役社長：手代木　功、以下、「塩野義製薬」）へ導出済みの再生誘導医薬開発品レダセムチドに関して、一部の開発マイルストーン収入の計上が2022年7月期以降になる見込みであることから、前回発表予想を下回る見通しです。各利益については、2020年6月より稼働している再生誘導医学協働研究所の追加工事及び、2021年2月より稼働している新動物実験施設の工事費用において一部費用削減が図れ、また研究人員増により研究業務外部委託を内製化したことにより外注費削減が図れる見込みであることから、営業利益、経常利益、当期純利益をそれぞれ上記の通り修正いたします。※上記の業績予想は、本資料の発表日現在で入手可能な情報による判断及び仮定を前提にしており、実際の業績は、今後様々な要因によって予想数値と異なる可能性があります。