日本株反発も安心するのはまだ早い【西村剛】

著者:西村剛
投稿:2021/07/12 18:30

「ふぅ。ようやく反発してくれたなぁ」

12日の日本株が大きく反発したことを受け安心したくなるものの、安心するのはまだ早いかもしれません。

直近の日本株下落の要因は、
1.海外投資家の日本株売り
2.ETFの分配金に伴う換金売り
だと考えており、ETFの分配金に伴う換金売りが終わった12日に反発したものの、

まだ、【海外投資家の日本株売り】については、残っている状態です。
ですので12日に株価は反発したものの、海外投資家の日本株売りが続けば13日以降にまた株価は低迷する可能性もありそうです。

米国株においてはSP500が再度高値を更新しており、ダウ指数、ナスダック指数も再度の高値更新が視野に入っています。一方、日経平均株価やマザーズ指数は相変わらず弱い展開が続いています。日本のオリンピック対応やコロナ対策のまずさを受け海外投資家が、「日本株ぜんぜんアカンやん・・・」と日本株を売ってこないことを祈るばかりです。

とはいえ日本株が仮に上昇しなくても、薄商いの急落局面は結構ありそうで、そういった短期的な急落を狙って逆張り戦略で仕掛けるのはありでしょう。

今のうちにしっかりと準備しておきましょう。

西村剛
フェアトレード株式会社 代表取締役
配信元: 達人の予想