NYコラム(7日)ダウ平均は底固い寄り付きへー米国10年債利回りは1.3%まで急低下

著者:加藤裕一
投稿:2021/07/07 22:08

NY株式市場(7日)ナスダック総合株価指数は過去最高値を試す展開か⁈FOMC議事要旨でテーパリング議論を見極めへ

7日のニューヨーク株式市場でダウ平均は底固い展開となりそうだ。

ニューヨーク株式市場では、米国10年債利回りが1.3%ちょうどまで低下するなど米国債利回りが急低下していることからハイテク株中心に値上がりする銘柄が目立ちそうだ。ナスダック総合株価指数は、連日で過去最高値更新を試す展開となりそうなほか、ハイテク株高につれる形でダウ平均も底固い寄り付きを迎えそうだ。

取引時間中には、先月15日から16日に開催されたFOMCの議事要旨に注目が集まっている。先月のFOMCでは、2023年までに2回の利上げが示唆されたほか、テーパリング議論が開始されたことから、議事要旨の内容次第では、早期利上げ観測の高まりが意識されやすい相場環境となりそうな一日となる。


加藤裕一
米国株ストラテジスト
配信元: 達人の予想