いよいよ明日から7月に入ります。
7月相場を一言で表すなら「夏枯れ相場」でしょう。7月相場は新たな材料が乏しい時期にあたり閑散としやすく株価が下がりやすい傾向がみられます。
過去21年の上昇率ランキングでは7月は第10位となっており、1年のなかで3番目に低い上昇率となっています。過去の傾向では7月は特段大きな材料が乏しいなか株価が下がりやすい傾向にあるというのは頭に入れておきましょう。
ただ今年に関しては、閑散ながらもそれなりに堅調に推移するのではないかと考えています。その理由としてはシンプルに「米国株が強いから」です。米国株はナスダックやSP500が高値を更新しており上昇トレンドが続いています。
日本株も日経平均株価こそ29000円に近づくと戻り売りに押されがちですが、新興株は比較的堅調です。米国株がこのまま堅調に推移すれば日本株も底堅い展開になってくれるのではと少し期待しています。
ただ、時期的に売買代金が低迷しやすいのは今年も変わらないでしょう。売買代金が低迷するとちょっとした悪材料で株価が急落する可能性があります。つまり逆張りのシグナルが発生しやすい時期なのかもしれません。
このように考えると7月相場を乗り切るためには・・・
・上昇トレンドに強い順張り戦略
・上昇トレンドからの急落に備えた押し目買い戦略や逆張り戦略
が機能しそうです。今年はオリンピックがあることや、デルタ株に流行の兆しがあることなどからまだまだ波乱の相場になりそうですが、事前にしっかりと準備しておけば波乱もチャンスに変わります。ぜひ今のうちにしっかりと準備しておきましょう。
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