NY株式市場(16日)パウエル FRB議長の記者会見に注目ー米国10年債利回りは1.5%割れ
16日のニューヨーク株式市場でダウ平均はもみ合いスタートとなりそうだ。
ニューヨーク株式市場では、午後に公表される米連邦公開市場委員会(FOMC)の声明文とパウエル FRB議長の記者会見の内容を見極めたいとの姿勢から積極的な買いが見送られて様子見ムードの強い寄り付きとなろう。これまでのところ量的金融緩和の縮小(テーパリング)に関するメッセージが発せられるかどうに相場の関心が集中している。
ダウ平均は、午後にかけてもみ合いが続いたあとは、FOMCの結果判明とパウエルFRB議長の記者会見を通じて相場変動が予想されよう。今回のFOMCを通じて量的金融緩和の継続姿勢が示唆されれば、相場上昇に繋がりそうだ。
引き続き、米国10年債利回りが1.5%割れで落ち着いたままFOMCの結果を見極めようとしているほか、原油価格が72ドルを超えてきていることは相場の下支え要因として強く意識されよう。ダウ平均はFOMCを通過した後の新たなトレンドを見極めた後に新たなポジションを構築していくことも想定しながら今年上半期の一大イベントの結果を待つことになりそうな一日となる。
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