回転力は何故、大事?
株の場合、回転力とは元本を何回、回転させたか?ということです。
100万円の資金で銘柄を買い、その後の売り買いをしない場合は回転はしていませんので0回転です。
100万円の資金で銘柄を買い、その後売って、次の銘柄を買うと1回転です。
言い換えれば、同じ資金で何回買いに挑戦していくか?ということです。
極端な方は、1日に何回転もさせます。
逆に、買ったら買いっぱなしで全く回転をさせない方もいらっしゃいます。
どちらが正しいのでしょう?
回転をしないのは、非常にもったいなく、資金効率は極端に落ちます。一回の買いチャンスしか与えられないからです。
一方、1日に何回転もさせるようなやり方は、これもごく一部の方のみが出来る方法となりましょう。
弊社ではどちらも極端に過ぎていて、推奨していません。
1年に数回転から10回転くらいを提唱しています。
100万円が1回転すれば、200万円分の資金が時期を変えて、動きます。例えば、ある時点で100万円の資金で買い、半年後に1回売って、再度その資金で買えば、200万円の資金が買い資金になります。
100万円が10回転すれば1000万円の資金が時期こそ違いますが、動きます。
動かす資金が増えれば増えるほど、収益の機会は増えていきます。
100万円の資金を回転させないで、1回の買いで成功させるよりも、10回チャレンジする方が、チャンスは広がります。
ですから、回転力は収益力を左右する非常に重要な役割をします。
回転力が重要となっているのは、今の株の売買手数料が非常に安いからです。
昔は、1回転させると3%以上の手数料を証券会社に払わなければいけませんでした。買いで1%以上、売りで1%以上、再度の買いで1%以上の手数料が掛かったからです。
1回転で3%の手数料が掛かるのであれば、投資効果を出すためには、回転させることによって大きなリターンを得ることが必要になります。したがって、回転の度に大きなプレッシャーが掛かりました。
回転させればさせるほど、手数料がかさみ、喜ぶのは証券会社だけ、という時代だったのです。
しかし今は、手数料が劇的に安くなったため、回転させても微々たる手数料で済みます。
そのため、適度な回転力は、収益力を上げていくのに、非常に重要な役割をするのです。
ただ、闇雲に回転数を上げても、負けたりと利益が微々たるものでは意味がありません。
やはり、適切なタイミングで適切な銘柄を買い、適切なタイミングで銘柄を入れ替えていくことが求められます。
今は、2021年後半線の成果を決める大事な時期、保有銘柄を見直されて見ることをお薦めします。
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