NY株式市場(3日)ダウ平均は寄り付きで3万4500ドル割れか⁈−新規失業保険申請件数は市場予想を下回る
3日のニューヨーク株式市場でダウ平均は6日ぶりに反落して取引が始まりそうだ。
ダウ平均は前日までの5日続伸する過程で終値ベースの過去最高値に迫る水準まで上昇したことから高値警戒感が台頭しやすい相場環境となろう。寄り付きでは3万4500ドル割れとなり上昇一服となりそうだ。
取引開始前に発表された5月ADP雇用統計は97.8万人増と市場予想(65.0万人増)を大きく上回る内容となったほか、同じく取引開始前に発表された週間ベースの新規失業保険申請件数は、38.5万件と市場予想(38.8万件)を下回り、コロナ渦以降で初めて40万件を割り込んだことから、アメリカでの雇用環境の大幅な改善傾向が示された結果となった。
ただ、朝方の強い雇用関連指標を受けた米国10年債利回りが強含んでいるほか、明日発表される雇用統計の内容を確認する必要があることから、積極的な買いが見送られやすい一日となる。
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