内田洋、今期経常を17％上方修正・最高益予想を上乗せ

　内田洋行 <8057> が6月1日大引け後(15:00)に決算を発表。21年7月期第3四半期累計(20年8月-21年4月)の連結経常利益は前年同期比45.4％増の125億円に拡大した。
　併せて、通期の同利益を従来予想の82億円→96億円(前期は78.3億円)に17.1％上方修正し、増益率が4.7％増→22.5％増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した2-7月期(下期)の連結経常利益も従来予想の52.8億円→66.8億円(前年同期は36.9億円)に26.5％増額し、増益率が42.8％増→80.7％増に拡大する計算になる。

　直近3ヵ月の実績である2-4月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比2.1倍の96億円に急拡大し、売上営業利益率は前年同期の6.8％→6.9％とほぼ横ばいだった。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　当第3四半期会計期間においては、政府の大型補正予算による文部科学省GIGAスクール構想案件では想定を上回る獲得となりました。大規模な端末やネットワークの短納期での導入に向け、グループ全体で品質確保と導入効率の向上を進めた効果により、収益面も想定以上に拡大しました。また民間市場でのICT需要も順調に推移している状況にあることから、2021年7月期通期業績予想につきましては、売上高、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益とも計画を上回る見込みであります。※上記の予想は本資料発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであります。実際の業績は、今後様々な要因によって予想数値と異なる結果となる可能性があります。