17日の欧米外為市場では、ドル・円は底堅い値動きを予想する。米長期金利の低下を受け、ドル売り圧力が続く見通し。一方で、米製造業の回復に一服感が広がり、ドルは株安に振れればリスクオフの買いが入りやすい展開となりそうだ。
前週は米国のインフレ指標が強含み、金利高がドルを押し上げる場面もあった。ただ、その後発表された経済指標は低調な内容で、連邦準備制度理事会(FRB)の緩和縮小は困難との見方から金利安に振れ、ドルを下押しする。14日の取引はユーロ・ドルが1.21ドル半ばまで浮上し、ドル・円は109円10銭台に軟化した。週明けアジア市場は日本の新型コロナウィルス対策の遅れを嫌気した円買いが先行。半面、ドルは米株安観測による買いにより下げ渋った。
この後の海外市場では、引き続きドルが下押しされよう。今晩発表のNY連銀製造業景気指数は前回を下回るとみられ、今週のフィラデルフィア連銀製造業景気指数など製造業関連の失速が意識されそうだ。それを受け、米金融緩和の長期化を見込んだ金利安が続き、ドル売りの要因となろう。製造業関連指数が低調なら株安が想定されるが、ドルにリスクオフの買いが入れば主要通貨に対し下げづらいだろう。ドル・円は円買いの一方で、下げづらい値動きとみる。
【今日の欧米市場の予定】
・21:30 米・5月NY連銀製造業景気指数(予想:23.9、4月:26.3)
・23:00 米・5月NAHB住宅市場指数(予想:83、4月:83)
・23:05 クラリダ米FRB副議長開会あいさつ(アトランタ連銀2021年金融市場会議)
・05:00 米・3月対米証券投資収支(ネット長期有価証券)(2月:+42億ドル)
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前週は米国のインフレ指標が強含み、金利高がドルを押し上げる場面もあった。ただ、その後発表された経済指標は低調な内容で、連邦準備制度理事会(FRB)の緩和縮小は困難との見方から金利安に振れ、ドルを下押しする。14日の取引はユーロ・ドルが1.21ドル半ばまで浮上し、ドル・円は109円10銭台に軟化した。週明けアジア市場は日本の新型コロナウィルス対策の遅れを嫌気した円買いが先行。半面、ドルは米株安観測による買いにより下げ渋った。
この後の海外市場では、引き続きドルが下押しされよう。今晩発表のNY連銀製造業景気指数は前回を下回るとみられ、今週のフィラデルフィア連銀製造業景気指数など製造業関連の失速が意識されそうだ。それを受け、米金融緩和の長期化を見込んだ金利安が続き、ドル売りの要因となろう。製造業関連指数が低調なら株安が想定されるが、ドルにリスクオフの買いが入れば主要通貨に対し下げづらいだろう。ドル・円は円買いの一方で、下げづらい値動きとみる。
【今日の欧米市場の予定】
・21:30 米・5月NY連銀製造業景気指数(予想:23.9、4月:26.3)
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