セキュアヴェ、前期経常を34%下方修正

配信元:株探
投稿:2021/05/13 15:30
 セキュアヴェイル <3042> [JQG] が5月13日大引け後(15:30)に業績修正を発表。21年3月期の連結経常利益を従来予想の5300万円→3500万円(前の期は7800万円)に34.0%下方修正し、減益率が32.1%減→55.1%減に拡大する見通しとなった。ただ、通期の連結最終利益は従来予想の3100万円→4600万円(前の期は5600万円)に48.4%上方修正し、減益率が44.6%減→17.9%減に縮小する見通しとなった。

 会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の4800万円→3000万円(前年同期は6300万円)に37.5%減額し、減益率が23.8%減→52.4%減に拡大する計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
 2021年3月期連結業績予想値の修正の理由売上高につきましては、第3四半期までは概ね計画通りに推移しておりましたが、これまで大きな売上割合を占めていた年度末に、お客様の新型コロナウイルス感染拡大による業績懸念に対しての予算調整が入ったことで当初の予想より減少する見込みとなりました。また、第3四半期をもって、連結子会社1社を連結対象から除外したことも合わせて、予想を下回る見込みとなりました。利益面につきましては、当事業年度が当社グループの経営戦略上の大きな転換期として、当初想定よりも積極的な事業投資を行い、新規に各種セキュリティ運用基盤の開発・販売を担うための子会社「株式会社LogStare(ログステア)」の設立や、子会社「株式会社キャリアヴェイル」にて新規に事業展開した運用アウトソーシングサービス「CustomerStare(カスタマーステア)」を軌道に乗せるため、追加の先行投資費用を計上したことにより、予想を下回る見込みとなりました。(注)当社は2021年4月1日付で1株につき2株の割合で株式分割を行っております。前連結会計年度の期首に当該株式分割が行われたと仮定して、「1株当たり当期純利益」を算定しております。20 21年3月期個別業績予想値の差異の理由売上高につきましては、社会のネットワーク化や、現在の社会状況に適応する需要を捉えた業種や業界のお客様の情報システム投資需要を捉えることで、前期実績を上回る見込みとなりました。利益面につきましても、売上高の増加による原価率の低減、グループ内の業務の選択と集中を進めたことによる経営効率の向上もあり、前期実績値を上回る見込みとなりました。(注)当社は2021年4月1日付で1株につき2株の割合で株式分割を行っております。前連結会計年度の期首に当該株式分割が行われたと仮定して、「1株当たり当期純利益」を算定しております。(注)上記の業績予想は、現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいて記載したものであり、実際の業績は、今後の様々な要因により異なる結果となる可能性があります。
配信元: 株探

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