中央化学、前期経常を40%上方修正

配信元:株探
投稿:2021/05/10 15:30
 中央化学 <7895> [JQ] が5月10日大引け後(15:30)に業績修正を発表。21年3月期の連結経常利益を従来予想の17億円→23.8億円(前の期は7.5億円)に40.3%上方修正し、増益率が2.3倍→3.2倍に拡大する見通しとなった。

 会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の5.9億円→12.8億円(前年同期は4.4億円)に2.2倍増額し、増益率が34.6%増→2.9倍に拡大する計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
  全世界で新型コロナウイルス感染拡大が深刻化する中、当社は、衛生・安全管理、感染防止策を徹底し、製品の安定供給を果たすべく最善を尽くすと共に、事業戦略である「成長市場へのアプローチ」、「汎用容器事業の基盤強化」を推進してまいりました。国内では、イベント、外食、旅行関連等向け需要が落ち込む一方、コロナ禍を契機として新しい働き方や消費行動の変化により、中食、内食向けは堅調に推移し、特にテイクアウト、フードデリバリーが新しい生活様式として浸透してきております。また、世界的な環境意識の高まりの下、環境配慮型素材・製品の開発、上市を進めております。原油価格の下落に伴い、原材料価格は軟調に推移し、コロナ禍での働き方の見直し等を通じて業務の効率化を進めました。こうした事業環境下、当社個別営業利益、経常利益は増益となる見込みです。 また「固定資産の減損に係る会計基準」に基づき、当社が保有する工場の一部の固定資産について、将来の回収可能性を検討した結果、245百万円の減損損失を計上する見込みとなった一方で、今後の業績見通しを踏まえて繰延税金資産の回収可能性を慎重に検討した結果、2021年3月期末において繰延税金資産を計上することとし、法人税等調整額を△472百万円(△は利益)計上する見込みとなりました。前述経常利益の増加にこれらの影響を加え、個別当期純利益は当初予想を上回る見込みです。 中国では、コロナ禍をいち早く脱し経済活動が正常化しつつあり、ライフスタイルの変化、環境意識の高まりに対応した製品の供給、並びに、3生産拠点での最適生産体制推進により、業績は堅調に推移しました。この結果、連結経常利益、当期純利益は当初予想を上回る見込みです。(注) 上記の予想は、発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績等は、今後様々な要因によって上記の予想とは異なる結果となる可能性があります。
配信元: 株探

関連銘柄

銘柄名称 株価 前日比
416.0
(03/15)
0.0
(---)