北川精機、今期経常を一転13％増益に上方修正

　北川精機 <6327> [ＪＱ] が5月10日大引け後(15:15)に決算を発表。21年6月期第3四半期累計(20年7月-21年3月)の連結経常利益は前年同期比45.9％増の5.1億円に拡大した。
　併せて、通期の同利益を従来予想の4.8億円→5.4億円(前期は4.8億円)に12.5％上方修正し、一転して12.5％増益見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した1-6月期(下期)の連結経常利益も従来予想の1.1億円→1.7億円(前年同期は3億円)に50.8％増額し、減益率が60.7％減→40.7％減に縮小する計算になる。

　直近3ヵ月の実績である1-3月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比10.9％減の1.5億円に減り、売上営業利益率は前年同期の15.5％→12.9％に低下した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　2021年6月期通期連結業績予想について、売上高は前回予想通り推移しており、利益面は原価低減や経費抑制を継続的に進めたことから営業利益、経常利益ともに前回予想を上回る見通しとなりました。　さらに、親会社株主に帰属する当期純利益は、遊休資産を当第３四半期会計期間に売却したことによる法人税等の減少により、前回予想を大幅に上回る見通しとなりました。