ドル円は堅調、ＮＺドル円は一時７９円台まで上昇＝東京為替前場概況

　東京外為市場、日経平均株価の大幅上昇や米国株先物の時間外取引でのプラス浮上を背景に、リスク選好ムードとなっている。ドル円は１０９．３８円付近まで、ユーロ円は１３１．３３円付近まで上昇。いずれも前日の海外市場でつけた高値の上抜けをトライする展開になっている。

　ＮＺドル／ドルは０．７２２９ドル付近まで、ＮＺドル円は７９．０４円付近まで強含み。朝方発表されたＮＺの３月住宅建設許可件数が前回の－１８．２％から一転、＋１７．９％となったことが好感されている。ただ、東京中盤になると上昇一服となり、ＮＺドルの下落につれて、豪ドル／ドルや豪ドル円も軟化している。

　ポンドドルは前日のニューヨーク市場以降、１．３９００ドル近辺の狭い値幅にとどまっている。今夜は英国中央銀行（ＢＯＥ）の政策金利発表、ベイリー総裁の会見、スコットランドの議会選挙が予定されており、警戒感から売り買いともに手がけづらい状況のようだ。

　日経平均株価は大幅反発。前引けでは前営業日比５７８．５６円高の２万９３９１．１９円となった。
　
　午前１１時４０分現在では、ドル円は１ドル＝１０９．３６円、ユーロドルは１ユーロ＝１．２００６ドル、ユーロ円は１ユーロ＝１３１．２９円、ポンド円は１ポンド＝１５１．９９円、豪ドル円は１豪ドル＝８４．５２円、ＮＺドル円は１ＮＺドル＝７８．７５円、スイス円は１スイスフラン＝１１９．７０円、カナダ円は１カナダドル＝８９．１０円付近で推移している。
　
MINKABU PRESS