株式管理情報の重要性
株で財産形成を目指す以上、購入してからのその後の管理が重要になることは今までも何度もお伝えしてきました。
過度な売買はリスクを高めるだけですが、重要な局面で売却をせずに放っておけば取り返しが効かない失敗につながることは株式市場で常に起こりうることです。
購入以上にその後の管理がパフォーマンスを決定付けていくのです。
買い推奨情報だけでは株による財産形成は不可能といっても過言ではありません。
何故なら、買い推奨を信じて購入してもずっと上がり続ける株は非常に稀ですし、入れ替えをする必要性が生じたり、早めに損切りをする必要が生じたり、利益を確定する必要が生じたり、相場環境が急変したり、と様々な事柄に対応していかなくてはいけないからです。
このような購入後の色々な事象に対応しないで株で財産を築けるはずもないのです。
1年2年と着実に株式財産を増殖させ、5年10年と年月が経つごとに資産が成長していくためには買い推奨情報だけではなく、実践的な株情報が必須となります。
実践的な株情報とは
利益を確定する情報(10%程度の利益で確定すればよいのか?2倍で利益を確定すればよいのか?)
保有を続けていく情報(1年2年と順調に値上がりを続け、2倍、3倍、5倍となっていくが、それを持続保有し続ける情報)
ロスカット情報(失敗は必ず出てきます。損を膨らませない、塩漬け株を作らないために必須の情報)
銘柄入れ替え情報(その時々で最適な選択をしていかなければ波に乗り遅れ、チャンスを逸してしまいます。よりよい選択があればその都度入れ替えをしていく必要があります。)
現金化情報(株に対する危機が深刻化し、現金化→安くなったところを購入する必要性が生じるケース今後も出てきましょう)
金額ウェイトの情報(株式資産の内、10%程度を購入する銘柄と80%を占める銘柄とでは株式財産へのパフォーマンスの影響は大きく違います。少しでも購入するケースと主力資金を投じるケースは推奨の度合いも違ってきます。)
追加投資情報(上昇しても買っても良いケースと上昇したら売らなければいけないケースが株には生じます。上昇しても更に追加で投資、金額ウェイトを高め更なる上昇で利益を上積みする情報)
売却したけど買いなおす情報(一旦は見切りをつけるなどで売却したが、再度環境が変化し、上昇気運が高まったため、買いなおす情報。得てして、自分が安い株価で売却してしまったものはそれより高い株価になると買いを見送ってしまうものですが、時には再度買いなおすことが良いこともあります。)
下がっても持ちこたえる情報(購入後すぐに順調に上昇していくケースばかりではありません。一旦下がって調整し、しばらくおとなしい期間を経て、上昇に転じるケースは多々あります。下がった時に更に買い増すことが必要な時もあります。)
このように銘柄を購入した後も、株にまつわる情報は多岐にわたって必要になります。
にもかかわらず、購入を薦める情報はあってもその後の管理情報は非常に手に入れにくいというか、手に入らないものです。
個人投資家の皆様方は購入後は御自身の感覚で管理していくしかないのが実情です。
保有し続けることは株価の上下に不安になることも多いため、短期売買に走り、ちょっと上昇したら売りたくなり、下がったら不安を募らせる結果となってしまうのです。
購入後の管理情報こそがパフォーマンスを決定付け、「株による財産形成」を実現させていく情報といえましょう。
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